話題沸騰のスティック型PC「m-Stickシリーズ MS-NH1」を先日体験しました。マウスコンピューターの中の人に開発に関するお話や気になる熱対策など色々とお話を聞くことが出来ましたので、簡単にではありますがレビューと合わせてお話をさせていただければと思います。
目次
m-Stickシリーズ MS-NH1について!
以前当サイトでもお話させていただいた「m-Stickシリーズ MS-NH1」はUSBメモリぐらいの大きさの手のひらサイズのパソコンということで頭では理解していたんですけど、実際に見るとその小ささに驚いてしまいました。それもそのはずで本体の寸法は端子を含んでいない状態ではありますが100×38×9.8になります。重さも44グラムと非常に軽いのでモニターがある場所限定になってしまいますが、最高に持ち運びに適したPCと言っても過言ではないと思います。
ストレージは32GB eMMCもしくは限定版のホワイトであれば64GB eMMCと少な目ではありますが、microSDカードリーダーもあるので内蔵ストレージ同等以上の容量を追加可能になりますし、USB2.0×1とポートもしっかりとあります。HDMIケーブルと電源供給用USBケーブルを接続する必要がありますがHDMI端子のある液晶テレビにだって接続できたりと結構便利です。お値段32GB eMMC(ブラック)であれば1万円台から購入できて話題になるのもうなずけます。
参考記事
⇒話題沸騰スティック型PC「m-Stickシリーズ MS-NH1」はマウスコンピューターから1万円台!
密かにバージョンアップしている?スティック型PC!
このスティック型パソコンをきっかけにマウスコンピューターの事を知るようになった人も多いそうですが、実は密かなバージョンアップというと大げさかもしれませんが、ユーザーの皆さんの要望を元にストレージだったり熱対策など色々と努力してくれているようです。
WimBootの採用
32GBという小容量のストレージ機種なので、空き容量を増やすためWimBootを採用しているそうです。リカバリ領域にあるInstall.wim(圧縮されたOSファイル)を疑似的にCドライブにある様に見せかけて、OSファイルの大部分を圧縮されたファイルから呼び出すように設定されたInstall.wimOSのインストール方法との事ですが、ザックリ言うと通常生産品は約15GBを占有するが、スティックPC(32GB版)に限っては約4GBの設定にしているCドライブの使用領域は約3 2GB程度の使用にとどまっていて、自由に使える容量が増えたと思っていただければと思います。
WimBootという技術は圧縮しているので読み込みに時間が掛かっていると思われがちですが、体感で感じられるほどではないそうなので安心していただければと思います。32Gbという少ない容量なのでその中でより多く使えるように努力してくれているのはありがたいですね。
発熱対策もしています!
スティックパソコンを開けると上の画像のようになるんですけど、実はここに熱対策の秘密があるんです。天面と底面(パーツがあるため画像では確認できません)の熱伝導シートを「コの字状」にカットすることにより、その空間部分にて熱対流が発生する。底面ファンレス構造ではあるがこの効果により微風が発生し、四角のシートを貼り付けた場合と比べ約2度程度の軽減があるそうです。
発売当時から熱対策は結構言われていたので、正直この2度と言う数字がどこまで重要な値になってくるのか素人の私にはわからないのですが、マウスコンピューターさん曰く結構凄いう事のようですし、熱が高くなるのも諦めずに開発してくれる姿勢もプラスポイントですよね。H.264の動画再生にてコマ落ちが発生するとのお声があるそうですが、そんな時は...アプリのXBOX Playerを使ってみていただければと思います。再生支援機能が十全に効力を発揮し、H.264/15Mbps/30fps動画もコマ落ちせず温度も82度程度で安定して24時間再生可能とのことです。
m-Stickシリーズ MS-NH1は帰省するときにも便利!
スティックパソコンはせっかく持ち運びしやすいのでそのメリットを最大限に活かすような使い方がやっぱりオススメです。最大限に活かせる時それは帰省つまり田舎に帰るときです。実家にパソコンがない,或いは「古くて動作が重い」という方もいらっしゃるとおもいます。そんな時はスティック型パソコンの設定を済ませて持ち運ぶだけで実家に帰ってテレビなどに繋げて使うことが出来るから便利です。
設定さえ終わってしまえば、後は普通に使えるわけですからご両親にプレゼントされる人も実は多いそうです。最近は持ち運びに適さない据え置きタイプのノートPCも多いですし、重たいおもいをして持って帰らなくても、これがあれば楽チンです。
侮るなかれ「艦隊これ!」だって遊べちゃいます!
今回個人的に一番驚いたのがこれでした。実は「艦隊これくしょん」スティック型パソコンで遊べちゃいます。気にはなっていたんですが、実際動いている姿を見て「凄い」と思っちゃいました。スペック的に見れば不思議ではないのかもしれないですけど、やっぱりあの小さな本体で「艦これ」が遊べるのは驚きます。当サイトは「ネットゲームの出来るPC教えます」というのがタイトルなので、ひとつでもネットゲーム関連の話題をと思いマウスコンピューターさんの中の人に実際にプレイしていただきました。
詳細スペックと価格について!
OS Windows 8.1 with Bing 32ビット
CPU インテル Atom プロセッサー Z3735F
メモリ 2GB (PC3-10600 DDR3L)
ストレージ 32GB eMMC
カードリーダー microSDカードリーダー(側面×1)
インターフェースポート ディスプレイ用 HDMI (側面×1)
USB 2.0 (側面×1)
無線 IEEE 802.11 b/g/n・ Bluetooth4.0 + LE 準拠モジュール
電源(ACアダプター) 10W (5V/2A), AC100V (50/60Hz)
消費電力 標準時/ 最大時/ スリープ時 約 2.5W / 7.4W / 約 0.08W
サイズ 100 × 38 × 9.8mm(端子部含まず)
重量 約 44g
Web限定価格 19,800円(送料・税込)
スティック型PC「m-Stickシリーズ MS-NH1」をもっと詳しく見てみる!
限定版ではありますが、ホワイトの方はストレージが64GB eMMCになっていてお値段が25,800円(送料・税込)となっています。3月13日現在ですと、限定のホワイトが入荷待ち(入荷日未定)になっていて,ブラックでしたら在庫があるようです。人気商品なので売り切れが非常に多いのでお早めに。
まとめ&販売サイトにつきまして!
以上簡単にではありますが、話題のスティックPC「m-Stickシリーズ MS-NH1」のレビューをさせていただきました。小さくて便利なのはもちろんの事「艦隊これくしょん」が遊べたり、熱対策やストレージの容量など開発の方も少しずつではありますが、努力してくれる姿勢はプラスポイントではないでしょうか。
スティックPC「m-Stickシリーズ MS-NH1」マウスコンピューターにて販売しております。ここのメーカーの個人的に一番良いと思うところは24時間365日いつでも電話でサポートしてくれると言う事です。何か起こった時に電話してすぐ分からない事が聞けるこれってかなり重要だと思います。他の機種をもっと詳しく見てみたいと言う方は下記関連記事も読んでいただけると幸いです。
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